老人性イボとは
老人性イボ（脂漏性角化症）は顔にできるシミが少し盛り上がったものや、首にできる茶色い小さいぶつぶつのことです。
どこで取れるのか分からない方、液体窒素の治療で綺麗にとれなかった方、１回の治療で綺麗に取りたい方は当院へご相談下さい。
老人性イボの種類と治療法
老人性イボにはいくつかのタイプがあります。年齢、肌質、部位などによって、様々な色、形、大きさがあります。
当院へ相談に来られる患者さんで多いのは次の３つのタイプです。
タイプ1：いわゆるシミ（老人性色素斑）が分厚くなっているもの
しみ（老人性色素斑）と合併していることが多く、一見、通常のシミと同じようですが、、盛り上がってザラザラした感じがあります。
マイクロスコープで見ると、シミが分厚くなって表面が粗造になっていることがわかります。
このようなイボになっているものは、いわゆるシミ治療に使用する、Qスイッチレーザーだけでは取り残します。
ピコレーザーでもこのような盛り上がったシミは除去できません。
当院では、エルビウムヤグレーザーで分厚いものを除去して、周りの平坦なシミにQスイッチレーザーを照射します。
この方法なら一度で綺麗に除去できます。
| 年齢・性別 | 年齢性別 74歳 男性 |
|---|---|
| 治療内容・期間 | エルビウムヤグレーザーとQスイッチ・アレキサンドライトレーザー の複合治療を行った2か月後の経過 |
| リスク・副作用等 | 皮膚びらん、色素沈着、炎症後の紅斑 |
| 副作用 | 軽度の色素沈着、外用剤で消退 |
| 費用 | 両頬からコメカミ 100,000円＋外用剤＆テープ代 数千円 |
| 年齢・性別 | 54歳 男性 |
|---|---|
| 治療内容・期間 | エルビウムヤグレーザーによる治療を行った2か月後の経過過 |
| リスク・副作用等 | 皮膚びらん、色素沈着、炎症後の紅斑斑 |
| 副作用 | 軽度の色素沈着、外用剤で消退 |
| 費用 | 右頬からコメカミまで50,000円＋外用剤＆テープ代 数千円 |
タイプ2：肌色から薄茶色で盛り上がっているもの
比較的、若い方、２０代からできてしまうタイプです。頬からこめかみに多発するイボです。
保険適応の治療しか行っていない皮膚科では液体窒素で冷凍凝固するようですが、炎症後色素沈着になるリスク大です。また、ウイルス性イボではないので、ヨクイニン内服は全く効果ありません。
炭酸ガスレーザーだと深くまで熱損傷が広がりやすく、瘢痕になるリスク大です。
エルビウムヤグレーザーなら一度で綺麗に除去できます。
| 年齢・性別 | 39歳 女性 |
|---|---|
| 治療内容・期間 | エルビウムヤグレーザーによる治療を行った1.5カ月後の経過 |
| リスク・副作用等 | 皮膚びらん、色素沈着、炎症後の紅斑 |
| 副作用 | 特記なし |
| 費用 | 両頬外側からコメカミまで 80,000円＋外用剤＆テープ代 数千円 |
| 年齢・性別 | 28歳 女性 |
|---|---|
| 治療内容・期間 | エルビウムヤグレーザーによる治療を行った1カ月後の経過 |
| リスク・副作用等 | 皮膚びらん、色素沈着、炎症後の紅斑 |
| 副作用 | 特記なし |
| 費用 | 両頬外側からコメカミまで 100,000円＋外用剤＆テープ代 数千円 |
タイプ3：首回りにある茶色いイボ
医学的にはアクロコルドンやスキンタッグと言われます。有茎性で基部が細いものは手術用の剪刀でカットすることができます。
小さくて少し隆起しているだけのものは、多発する場合が多く、傷跡になりやすいので、カットできません。
液体窒素をやると、炎症後色素沈着になるリスク大ですのでおすすめしません。
炭酸ガスレーザーだと深くまで熱損傷が広がりやすく、瘢痕になるリスク大のため、当院では行っておりません。
エルビウムヤグレーザーなら一度できれいに除去できます。
| 年齢・性別 | 40歳 女性 |
|---|---|
| 治療内容・期間 | エルビウムヤグレーザーによる治療を行った3週間後の経過 |
| リスク・副作用等 | 皮膚びらん、色素沈着、炎症後の紅斑 |
| 副作用 | 特記なし |
| 費用 | 前頸部両側 80,000円＋外用剤＆テープ代 数千円 |
| 年齢・性別 | 46歳 女性 |
|---|---|
| 治療内容・期間 | エルビウムヤグレーザーによる治療を行った3週間後の経過 |
| リスク・副作用等 | 皮膚びらん、色素沈着、炎症後の紅斑 |
| 副作用 | 特記なし |
| 費用 | 前頸部両側 80,000円＋外用剤＆テープ代 数千円 |
エルビウムヤグレーザーと炭酸ガスレーザーの違い
エルビウムヤグレーザーは、ホクロやイボ、眼瞼黄色腫などの除去に適したレーザーです。
レーザーの波長が2,940nmであるため、炭酸ガスレーザーと比べ水分の吸収率は約10倍あります。
水に吸収されやすいために発熱が少なく、レーザー照射した周囲組織への熱損傷がほとんどなく、組織をすばやく蒸散させ、綺麗に病変を削り取ることが可能です。
そのため、施術後の瘢痕や色素沈着のリスクが少なく、施術後の傷の治りが早くな
ります。
周囲組織への熱拡散が少ないため、痛みを最小限に抑え、
発赤などダウンタイムが短い
肌周囲への熱損傷が大きい、発赤も強くなる
